- パソコン作業中に細かな休憩をとる
- パソコンの寿命を延ばしたい
- パソコンの電気代を減らしたい
- 毎回シャットダウンするのが面倒くさい
突然ですが、あなたはパソコンを使い終わったとき電源は消していますか?
回答は人によってさまざまだと思います。
電源を切る(シャットダウンする)、スリープモードにする、そのまま放置するなど、方法はいくつかありますね。
しかし、パソコンを終了する時に一番適切な終了方法はどのようなものなのでしょうか?
今回はパソコン終了時にはスリープかシャットダウンのどちらを、どのタイミングで使うべきかをそれぞれの特徴を踏まえて解説していきます。
この記事を読むことであなたはパソコンの使用を終了する時に最も適切な終了方法が分かり、電気代を抑え、パソコンの寿命を伸ばすことができるようになります。
パソコン初心者にもわかりやすく解説しますので、気軽に楽しんでくださいね。
【結論】スリープとシャットダウンの使うタイミング
では早速ですが、結論を言ってしまいます。
上記のようにスリープとシャットダウンを使うのが良いです。
しかし、なぜ作業を再開する時間によって方法が違うのでしょう?下記ではその理由について解説します。それでは行ってみましょう!
そもそも電源を落とす(シャットダウン)ってどういう意味?

あなたはそもそもシャットダウンとはどのようなことか言葉で説明できるでしょうか?
シャットダウンを言葉で説明すると「パソコンのシステムを停止して、安全に終了するための操作」であるといえます。
文章が固すぎてみなさんが帰ってしまわないように簡単に説明すると、
シャットダウンとは、「データの保存」+「電源を切る」こんな感じですかね。
ポケモンなどのゲームで言う「レポートを書く」と「電源ボタンを押す」ということを同時にやっているイメージです。
スリープってどういうこと?

次にスリープが何かを説明します。
英語では「sleep」=寝るという意味がありますね。パソコンでいうスリープとは「パソコンを節電状態で、一時的に停止すること」です。節電状態ではパソコンを普通に使っているときよりも消費電力が少ないです。
寝るという意味が分かりやすいですね。パソコンが仮眠をとっている状態であるといっていいでしょう。
シャットダウンとスリープどっちが良いの?

さて、ここからはパソコンを終了する時に電源を切るのか、それともスリープ状態にするのが良いのかという説明をします。
この問題はシャットダウンとスリープの特徴から判断することができます。
シャットダウンの特徴
シャットダウンの特徴は、まず、シャットダウンをした時のパソコンへの負荷がスリープに比べて大きいというものです。
パソコンは電源を入れた時と電源を切るときにハードディスクというデータを保存する部分に負荷をかけることになります。
負担を何度も掛けすぎると 故障の原因になります。なので無駄な電源のオンオフはパソコンの寿命を縮めることにつながってしまいます。また、次の起動までに時間がかかるという特徴もあります。
これはシャットダウンをしたことがある人は分かりやすいかもしれません。
最近のパソコンはSSDという速い記憶装置が搭載されているので起動時間はあまり気にならないかもしれません。
しかし、少し古めのパソコンや安価なパソコンはHDDという価格重視の記憶装置が搭載されているので起動に時間がかかります。
起動の遅いパソコンを使っている人はストレスを感じるかもしれません。
3つ目の特徴としてシャットダウン後には電気代がかからないという点です。
パソコンを使っていると気になるのは電気の料金です。パソコンに詳しくなると、消費電力が低くてコスパの良いパソコンを探し始める人もいます。
パソコンをシャットダウンするとデメリットもある一方、コンセントにつないでいない限り電気代は0円です。(コンセントにつなぐと充電されるので掛かりますが)
4つ目の特徴はデータがしっかり守られるというものです。
パソコンで作業をするときには基本的にパソコン内の記憶装置にデータが保存されます。
しかし、作業中に電源を切らずに放置して何かのトラブルで電源が勝手に切れてしまった場合、作業中のデータが全部消えてしまうという事態が起こる恐れもあります。
こうなるとそれまでの仕事が無駄になってしまいます。シャットダウンを行うとデータをしっかり保存してから電源が切れるので、データがしっかり守られます。
シャットダウンの5つ目の特徴として「一時ファイル」が削除されるため起動後の動きがサクサクというものです。「一時ファイル」というのは作業中のデータを一時的に保存するためのファイルです。
難しいですが、ここではしっかり理解する必要はありません。一時ファイルが溜まるとパソコンの動きが重くなると理解できればOKです。
シャットダウンをするとこの一時ファイルが削除されるため起動した後のパソコンの動きがスリープ時よりもサクサク動きます。
シャットダウンの特徴まとめ
スリープの特徴
シャットダウンに対し、スリープの特徴ではまずパソコンへの負荷が小さいことがあげられます。
シャットダウンではパソコンへの負担が大きいですが、スリープは電源を切るわけではないためパソコンへの負担は少なくなります。
すぐに作業を再開する場合はスリープの方が良いといえます。
また、スリープは再起動にかかる時間が短いという特徴もあります。
これも電源が切れているわけではないため電源を入れなおすという作業をしなくていいからであるといえます。
作業を再開するたび立ち上げるのって面倒ですからね汗
3つ目の特徴はスリープモードでは節電状態になっているため、普通に使っているときより電気代が節約できるという点です。
90分以内という条件付きですがその間にパソコン作業に戻る場合シャットダウンをするよりも電気代がお得になります。
90分という基準はマイクロソフトが行った調査で出された結果によるものです。
4つ目の特徴は保存していないデータが消える可能性がある点です。
作業中頑張って作ったデータですが、ちょっと休憩しようと思って席を外したらいつの間にか電源が切れていた。
このような場合、スリープ状態だと、作業データが失われる危険性があります。
そのため、消えたら困るデータを扱っている場合や今日はもう作業をしないというタイミングではしっかりシャットダウンをすることをおすすめします。
最後の特徴としては、再び起動する際、パソコンに一時ファイルが溜まっているため動作が重くなるという特徴です。
シャットダウンをする場合には一時ファイルが削除されるので起動後は動きが軽くなります。
しかし、スリープの場合だと一時ファイルは削除されないためパソコンに溜まっていきます。
そのため再び作業に戻るときにパソコンの動きが少し重くなるのです。
スリープの特徴まとめ
まとめ

以上、シャットダウンとスリープの特徴をまとめると、
「シャットダウンはパソコンへの負荷は大きいが、データは安全で90分以上使わない場合は電気代がお得である。」
「スリープはパソコンへの負荷は少なく使わない時間が90分以内なら電気代が安くなるが、事故によりデータが消える可能性がある」
という具合になります。そこから以下のように結論付けます。
パソコンを90分以上使わないときはシャットダウン、90分以内に使うときはスリープを使うのが最も良い選択だといえます。
これをしっかり覚えておくことで、状況にあった方法でパソコンを終了することができるでしょう。ここまで読んでいただきありがとうございました。この記事を読んだあなたの悩みが解決できたなら幸いです。
ゼロから始めるパソコン生活ではパソコンに関する知識や悩みを解決する方法を記事にしています。興味があれば一度遊びに来てみてくださいね!
読んでくれたあなたに最上級の感謝