仕事でも趣味でも私たちはパソコンを使うことが多いです。そんなパソコンですが、パソコンを自作している人もいるんです。
パソコンを自作すると、本来よりも同じくらいの性能のパソコンを安く手に入れることができます。
でも、自作するにしても、極論ですがお金をかければ良いモノができるのは当然でしょう。
私は以前はパソコン初心者でしたが今ではパソコンを自作するまでになりました。でも、私もお金がないのでそこまでパソコンに費用を出せませんでした。
だから私が作ったパソコンは5万円以下で全てのパーツが揃うような超低予算のものだったんです。
そのような経験から、低予算でパソコンを自作するとどのような良し悪しがあるのかある程度の理解があります。
そこで、これからパソコンを自作してみたいという人のため、今回はパソコンを低予算で作ることのメリットとデメリットを解説させていただきます。
この記事を読むことで安いパソコンを組み立てるときの
メリットとデメリットを知り、より満足度の高いパソコン選びができるようになるでしょう。
安い自作パソコンのデメリット3つ
まずは、安く自作パソコンを組み立てる悪い部分、デメリットを3つ解説します。
デメリット①・・・見た目があまり選べない

1つ目のデメリットは、見た目にあまりこだわれないというものです。
安くパソコンを組み立てる場合はメモリやマザーボードなどの部品を「とにかく安いもの」という基準で選ぶことになります。
その場合、使うパーツはだいぶ絞られてくるため色々な選択肢があるわけではありません。
具体的にいうと、マザーボードが黒いのにメモリが緑色だったり、電源ユニットのケーブルがカラフルだったり。
費用が少ないと上記のように、使えるパーツが限られ、見た目を選ぶどころではなくなります。
頑張ればある程度ですが見栄えを良くすることもできます。が、構成をパーツ選びが超面倒です。
とにかく予算を多くかけられる人と比べると見た目の差は出てくるでしょう。
デメリット②・・・構成が大体同じになる

安い自作パソコンを組むデメリット2つ目は、最安値で組み立てる場合大体みんなと同じ構成になるです。まぁ、これは当たり前っちゃあ当たり前ですよね。
特にマザーボードには、CPUソケットというものがあります。これは簡単にいうと、使うCPUの規格に合っていないと、そのマザーボードは使うことができません。
なので、使いたい安いCPUが決まったら必然的にマザーボードもある程度決まっているんです。つまり、同じCPUを使う安いパソコンを組もうと思ったら、大体マザーボードも一緒ですね。
以上のように、安くパソコンを組むなら見た目で個性を出すのは難しそうです。
デメリット③・・・パソコンの寿命が短くなる

安く自作パソコンを作るデメリットの3つ目は、パソコンの寿命が短くなる場合があるということです。
この「寿命」というのには、2つの意味があります。
寿命の意味①耐久性
まずはパーツごとの「耐久性」の問題です。
もちろん安いパソコンのパーツを使ったからと言って絶対にすぐ壊れるというわけではありません。ですが、やはり高価な部品と比べてしまうともちろん品質は少し劣ります。
特に品質には気をつけたほうが良いと思うパソコン部品は、ハードディスク、電源ユニット、グラフィックボードです。
ハードディスクは、パソコンのデータを保存する重要なものなので、パソコンで重要なデータを扱う人は信頼できるメーカーのSSDを購入した方が安心です。
ちなみに私はApacer(アペイサー)の120GBのSSDを使っています。
※超安かったので安心かは分かりませんが、今のところ特に問題はないです。
![]() | AP120GAS340G-1 Apacer(アペイサー) Apacer AS340 PANTHER SATA III SSD 120GB 価格:2,380円 |

個人的にはCrucial(クルーシャル)の240GBのSSDが一番使いやすく、安心できます。
安全性を優先するならこちらを購入することをおすすめします。
![]() | 価格:3,898円 |

さて、次に電源ユニットです。電源ユニットは、パソコンの他の部品に電力を送る役割を持っています。
正直、私は電源ユニットだけは安さではなくそれなりの商品を選びました。
その理由ですが、見た目とワット数、そして保証期間を優先したからです。
見た目に関してですが、電源ユニットには本体からケーブルが生えています。そして、安い電源ユニットの場合このケーブルがカラフルなものが多いです。
私は全体的に黒っぽい見た目にしたかったので一番安い電源はパスし、それよりも2、3千円高いThermaltakeの電源ユニット(550W)を買いました。
また、保証期間が5年と長かったことも選んだ理由になります。電源ユニットは結構壊れやすいパーツらしいのでできるだけ保証期間が長い方が安心ですよね。
グラフィックボードはゲームをする人は結構重要になるパーツです。特段壊れやすいというわけでは無いので年中ゲームをするとかでなければそこまで品質を気にする必要はありません。
もちろん自分の目的に合ったものを選ぶのは大事ですけどね。
寿命の意味②時代遅れな性能
寿命のもう一つの意味としては、性能が時代遅れになるという意味があります。
一番わかりやすいのはCPUです。例えばひと昔前のintel Core i7のCPUがありますが、そのCPUは当時の最先端のスペックがありました。
でも、それも今現在では「超高性能!!」というわけではなく、「それなり」になってしまいます。
そりゃあそうなんですけどね。ですがそもそも今現在で低性能のものを使っていると、性能が時代遅れになるのがより早くなってしまいます。
ということで長くなりましたが、安いパソコンを使うデメリットの3つ目「パソコンの寿命が短くなる」でした。
安い自作パソコンのメリット3つ
次に、安い自作パソコンを使うことの良い点、メリットを解説します。
メリット①・・・費用が低く初心者には超おすすめ

まず一つ目のメリットは、費用が安いので初めて自作パソコンを組む人には超おすすめという点です。
安く自作パソコンを作るとなると、費用はもちろん低くなります。なので万が一失敗したという場合にはダメージが少ないです。
もしも「初めての自作パソコンは華々しく20万円のゲーミングPCを作るぜ!!」とか言って見事に失敗しました。なんてなったらもう立ち直れませんよね?
このような最悪の事態を避けるために最初のパソコンはできるだけ費用を抑えて組み立てるのをお勧めします。自作パソコンって最初の一回が一番難しいと思うので。
メリット②・・・後々ある程度の性能アップが出来る

安い自作パソコンのメリット2つ目は、後で性能のアップが可能であるという点です。
ここで少し詳しい人なら、「安くなくても性能アップはできるだろう?馬鹿か?」ってツッコまれそうですが、まぁ。少し聞いてください。汗
確かに、高いパソコンでも安いパソコンでも性能アップは可能です。ですが、相対的に見ると性能のアップが必要なのって性能の低いパソコンを使っている場合の方が多いです。そもそも性能の高いパソコンを使ってる人はそれ以上の性能を必要としないかもしれませんよね。
だから、個人的にパソコンの性能アップができる恩恵は、低スペックのパソコンの方が大きいと思います。
このメリットを生かして、自作パソコンを安く組み立てて、後で必要になったらその分だけ性能をアップさせれば良いと思います。そうなれば初期費用は安く、無駄なくパソコンを使うことができますよ。
メリット③・・・限られた選択肢の中で構成を考えるのが楽しい

安く自作パソコンを組むメリットの3つ目は、選択肢が限られているがゆえ構成を考えるのが楽しいという点です。
自作パソコンを組むときに超大事なのがどのパーツを使うか考えるという過程です。この構成を考える時間は実際組み立ててる時間の何十倍もかかります。
正直ちゃーんと考えると、めっちゃ大変です。でも、大変だけど、私は構成を考える過程って結構好きなんですよ。しかもそれが、限られた条件の中でやるというのはとてもやりがいがあります。(笑)試行錯誤するのが楽しいんですね。
今これを読んでいるあなたは初めて自作パソコンを作る人が多いかと思います。
そんなあなたにも、ぜひ!パソコンの構成を考える過程を楽しんでほしいです。きっと頭の中で妄想するだけでもとっても楽しめると思いますから!
構成を考えるのが面倒な場合はBTOパソコンも
いくら楽しいとは言ってもパソコンの構成を考えることは、ある程度知識も必要ですし、全員が楽しめることではない事も分かります。
そんな人は、BTOパソコンを購入するのもアリだと思います。
※BTOパソコンは自分でお店にオーダーして、その完成品を送ってもらうというものです。
サイコムはBTOパソコンを多く扱うパソコンショップで、構成のモデルが用意されているためどうやって構成を考えればいいかわからない初心者の人におすすめです。
ゲーミングパソコンもあるのでゲームをしたいという人も理想のデザインのパソコンを手に入れることができます。
今回は安く自作パソコンを作ることのメリット・デメリットを3つずつ解説させていただきました。この記事を読んだあなたの悩みを解決できたのなら幸いです。
ゼロから始めるパソコン生活ではパソコンに関する知識や悩みを解決する方法を記事にしております。興味があればぜひ気軽に遊びに来てくださいね!!
読んでくれたあなたに最上級の感謝。