- パソコンの動作が重い原因を知りたい人
- パソコンの動作が重い状態を解消したい人
- メモリ使用率の確認方法を知りたい人
- メモリ不足の場合の対処方法を知りたい人
- パソコンに詳しくなりたい人
あなたのパソコンは今現在動作が重く困っているのではないでしょうか? もしかしたら、その原因はメモリの不足かもしれません。
そこで今回は、パソコンが重くて困っている方に向けて、メモリが不足している場合の確認方法とメモリが不足していた場合の対処方法を解説していきたいと思います。
この記事を読むことであなたはパソコンのメモリが不足している場合の確認方法と、不足していた場合の解決方法を知ることができます。ぜひ最後までお付き合いください。
パソコンの中でメモリが持つ役割
メモリの役割ですが、メモリはパソコンの中では作業台と表現されることが多く、パソコンが何かの作業をするときにその作業を行うスペースの役割をしています。
あなたはメモリがどんな見た目をしているか知っているでしょうか?
メモリは基本、緑色で細長い見た目をしているパソコンの部品です。(厳密にはいろんな色がありますが)下の画像がメモリです↓

メモリに関して詳しく知りたい場合はこちらのサイトで分かりやすく解説しているので是非参考にしてみてください。
メモリの役割を硬い言い方で言うと、CPUの作業中に必要なデータを一時的に保存する場所の役割を持ちます。
つまりは、メモリの不足が起こるとパソコンの作業スペースがなくなって作業をするのが遅くなってしまうんですね。
これは、私たちでも同じようなことが言えると思います。
例えばあなたがデスクワークをしているとしましょう。

いつもは自分の机にパソコンやスマホ、必要な資料を広げて仕事をこなしています。しかし、あなたの机がパソコン一台を置くのがやっとの大きさだったらどうでしょうか?
作業中に電話が鳴ったら作業を中断しカバンまたはポケットからスマホを取り出し電話に出なくてはなりません。
作業に資料が必要になったら少し離れた場所にある棚から必要な資料を探し、持ってこなくてはいけませんよね。
結果として、仕事は遅くなります。
パソコンも私たちもメモリ(作業机)が小さくなると、動作(仕事)が遅くなってしまう原因になります。
メモリの不足を確認する方法
パソコンのメモリがどのくらい使われているか確認するためにはタスクマネージャーというツールを使います。
タスクマネージャーはパソコンに最初からあるものなので新しく何かをインストールしたりする必要はありません。

まずはデスクトップ画面で画面下の部分「タスクバー」を右クリックしてください。

出てきたメニューの「タスクマネージャー」という部分を左クリックして開いてください。

タスクマネージャーを開くと初めに小さめの画面(簡易画面)が表示されますので、画面の左下、「詳細」という部分を左クリックしてください。

詳細をクリックするとタスクマネージャーの詳細画面が表示されるので、画面の上の方の選択項目が最初はプロセスになっているのでパフォーマンスを選択してください。
パフォーマンスを選ぶとグラフのような画面が表示されます。

左側の項目でメモリを選択するとあなたのパソコンのメモリに関する情報を見ることができます。一番はじめに確認するべきところは左側の小さくメモリと書かれた部分。
○○/○○GBと書かれた後に(%)と数字が表示されています。これが今現在あなたのパソコンが使用しているメモリの容量です。
この時注意してほしいことは、今は使用率が低かったとしても何か作業をしているときには使用率が今よりも高くなるということです。
今あなたはパソコンで特に作業は行っていないと思います。そのためパソコンは仕事をしていない状態なので、作業スペースは使っていません。
もしもあなたの作業している状態のメモリ使用率が知りたい場合はいつものようにアプリやソフト、あるいはゲームを開いた状態でタスクマネージャーを確認する必要があります。
使用率は何パーセントを超えたら不足なの?
メモリの使用率は基本的にこれといった基準のようなものは存在していません。ただ、いろんな情報を見ていると、大体80%を超えてくると使用率が高めであるといえます。
ただ、この基準も特に根拠があるというわけでは無いため、自分がパソコンを使う中で動作が重いな、と感じたらそれが一つの基準になるのではないかと思います。
メモリが不足したときの対処方法4つ
メモリ不足の対処方法4つ紹介
- メモリを増設する
- ハードディスクを交換する
- ディスクのデフラグを行う
- 常駐している(常に動いている)ソフトを停止する
以下で個別に解説します。
①メモリを増設する
まずは少し話にも出てきたメモリを増設するという対処方法です。
パソコンのメモリという部品は実は増設することができます。方法は主に二種類の方法があり、メモリを空いているメモリスロットに追加するという方法と、今パソコンに搭載しているメモリの容量をより大きいものと交換するという方法です。
メモリを交換する場合にはしっかり初めに知っておいた方が良いことがあります。→メモリ増設の前に知っておくべきこと
また、実際の交換方法を解説している以下の記事がおすすめです。
【デスクトップパソコン】https://www.crucial.jp/articles/about-memory/how-to-upgrade-desktop-memory
【ノートパソコン】https://www.pc-master.jp/mainte/note-memory.html
②ハードディスクを交換する

ハードディスクを交換するという方法もあります。
ここでなぜハードディスクの話が出てくるのか?という疑問が飛んできそうなので、少し説明を。ハードディスクとは、パソコンのデータを保存する部分です。HDDやSSDなどと呼ばれ、ストレージといわれることもあります。
わたしたちでいうところの倉庫の役割を持った部品ですね。そのハードドライブ(倉庫)が足りなくなってくるとメモリの使用量が上がってしまうのです。
そのためもしあなたのハードディスクの容量が足りない状況なのであればより容量の大きいハードディスクに交換するという方法が有効になります。
ハードディスクの交換についても実際行う前に抑えるべきポイントがありますのでこちらの記事を参考にしてください。→ハードディスク交換の前に確認すべきこと
この交換時にHDDを搭載している人はSSDに交換することで大幅に動作を高速化することができます。
③ディスクのデフラグをする
次にディスクのデフラグをするという方法です。
デフラグって聞いたことありますか?簡単に説明すると、データがバラバラになっている部分を整理することです。
ひとつ前のハードディスクの話に関連させて説明すると、倉庫内の掃除や整理整頓をするみたいなイメージですね。
データが断片化している=倉庫が散らかっている
デフラグを行う=倉庫の整理をする
っていう理解で大丈夫です。
メモリの増設ほどではありませんが一定の効果を期待できます。
④常駐ソフトを停止する
4つ目の方法としては、パソコン起動時に常駐している不要ソフトを停止してメモリ使用量を減らすというものです。
私たちが意識して起動させているソフトの他に、常に目に見えないところで動き続けているソフトがあるんです。
例えばWindowsセキュリティやskypeなどはパソコンが起動したら一緒に起動するスタートアップアプリです。
これらのソフトが起動することでパソコンの起動からしばらくの間はメモリやCPUの使用率が高くなり動作が重くなります。このようなソフトの停止方法はタスクマネージャーから行えます。
タスクマネージャーの詳細画面からスタートアップを選択します。↓

いらないソフトを選択し、右クリックしてください。(ここではSkypeを選択しています)
無効化という選択肢が出ますので左クリックをしてください。選択したソフトの状態が無効となれば無効化は完了です。↓

今回はパソコンの動作が重いときはメモリ不足が原因かもしれないというお話と、メモリ不足の確認方法、その対処方法を解説させていただきました。
この記事を読んだ方の一人でも何か行動を起こせたらうれしいと思います。
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