- パソコンを自作したいと思っている
- どんなマザーボードを買うか迷っている
- 現在安いマザーボードを使っている
パソコンを自作する際にはいろいろなパソコンパーツを使います。
そしてそのパーツの中に、マザーボードがあります。マザーボードはたくさんあるパソコンパーツを繋げる役割を持ったパソコンパーツです。
そんな大事な部品であるマザーボードですが、ロマン重視で高いものを使うのか、コスパ重視で安めのものを使うのか悩むことも多いと思います。
そこで今回は、安いマザーボードと高いマザーボードにはどんな違いがあるのかを解説させていただきます。
この記事を読めば、自分がパソコンを自作する時にどんなマザーボードを使えばいいかが判断しやすくなりますよ。
安いマザーボードと高いマザーボードの違い5つ
価格が安めのマザーボードと高めのマザーボードでは、もちろん見た目的な違い、性能的な違いがいくつかあります。
本記事では、全部で5つの違いを解説します。以下で1つずつ見ていきましょう。
①光るかどうか

まず、見た目的な違いとしてはマザーボード自体が光るか光らないかという違いがあります。
安いマザーボードは全く光らなかったり、光ったとしてもほんの少しという場合が多いです。
いっぽう、高級マザーボードは電源をつけるとマザーボードが光ったり、中には液晶が搭載されているものもあります。
なので、中身が見えるようなPCケースを使う場合には見た目にこだわって良いマザーボードを使うのもオススメです。高いですけどね。
②チップセットの性能が違う

2つ目の違いはチップセット。
チップセットというのはCPUが処理したデータを他のパーツ(メモリやグラフィックボードなど)に転送する役割を持つもので、この橋渡しの役割からブリッジと呼ばれています。
このチップセットには大まかにランクが4種類あり、低いものから順に、H10番台、B60番台、H70番台、Z90番台があります。(インテル対応マザーボードの場合)
かんたんに言うと、高いマザーボードには、Z690とか、H570というような高級で高性能なチップセットが使われてます。
いっぽうで安いマザーボードにはB660やH610という廉価版のチップセットが使われていますね。
※チョット分かりにくいですが、赤い文字の部分からチップセットを判断できますよ。
ちなみにチップセットが高級だと、ポートが多かったり、OC(オーバークロック)に対応していたりと性能が盛られています。
③メモリ関係の部分

3の違いとして、メモリスロットの数があります。
メモリスロットとは、メモリを刺す部分です。基本的にはメモリスロットは4本あるイメージですが、実はゼッタイに4本というわけではないんです。
その例としては、超低価格のマザーボード。いっちばん安いマザーボードですね。
そのようなマザーボードには、メモリスロットが2本しかないものが多いんです。
そうなると当然使えるメモリ本数が2本までなので、パソコンに16GBのメモリを搭載したい場合は16GBのメモリ1本か、8GB2本か、という選択肢しかないです。
この時メモリスロットが4本あれば、4GBのメモリ4本という方法をとることもできますよね?
そのような部分で安いマザーボードは選択肢が少ないというデメリットがあります。
また、マザーボードの価格によって搭載できる最大メモリー容量も変わったりします。
一般用途なら、最大までメモリを使う人は少ないですが、安いマザーボードを使うと最大メモリー容量が通常より少ないことがあるので注意が必要です。
④メモリ以外のスロット部分

4つ目の違いは、メモリ以外のスロット部分です。
メモリ以外のスロットというと、PCI-ExpressやM.2スロットです。
安いマザーボードでは、以上のようなスロットが高いものよりも少ないんですね。
そのため拡張性という部分で高いマザーボードが有利になっています。
ちなみにPCI-Expressはゲームをするのに大切なグラフィックボードや音を良くするサウンドカードなどの拡張カードを接続できます。
M.2スロットはM.2SSDを接続するための場所です。
⑤その他(オンボード機能)

5つ目の違いはオンボード機能などの、その他の機能。
オンボード機能というのはマザーボードにもともと備わっている機能のことです。
パソコンの初心者にとって重要だと思う機能は、Bluetooth機能と無線LAN機能ですね。
Bluetooth機能は他のBluetoothマウスやキーボード、イヤホンなどを使うために必要です。
無線LAN機能は、LANケーブルを使わずにパソコンをインターネットに接続するために必要な機能です。
これは私が知らずに苦労した経験があるので知っておいて欲しいのですが、安いマザーボードには基本、Bluetoothの機能や無線LANの機能はありません。
かんたんに言うと、そのままではケーブルを使わないとインターネットを使えないし、Bluetooth機器も使えないんです。
だから、安いマザーボードを使う場合にはBluetoothアダプタと無線LANアダプタを別途購入する必要があります。
※「インターネットは有線で接続するし、Bluetooth機器は使わない」という人は必要ないです
それ以外では、高いマザーボードの方が、オンボードサウンド(オンボードオーディオ)というパソコンが音を処理するための機能が、良かったりします。
組み立てが面倒な人はBTOパソコンも
パソコンを自作するというのは楽しいですが、それなりの時間と手間がかかります。
「パソコンが欲しいけど、わざわざ自作するのは面倒だな」という人は、BTOパソコンを購入するのがおすすめです。
BTOパソコンは自分で構成を選択して、完成品を送ってもらう購入方法です。
購入の流れは①基本モデルを選んで②パーツをカスタマイズ③支払い情報を選択するだけなので簡単です。
サイコムでは、ゲーミングPCや初心者には難しい水冷PCもラインナップされているので、なるべく早くちゃんとしたパソコンが欲しいという人は参考にしてください。
ゼロから始めるパソコン生活ではパソコンの知識を解説しています。パソコンの初心者向けにパソコンパーツの超かんたん解説もしているので、興味があれば見てみてね。
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